2009-03-30

チベット「解放」中国が祝賀大会 統治権宣言50年

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【北京=峯村健司】中国チベット自治区政府は28日、1959年にチベット動乱を制圧して統治権確立を宣言してから50年を迎えたのを記念し、今年初めて制定した「農奴解放記念日」の祝賀大会をラサ市内で開いた。昨年3月にラサ市内で起きた暴動を受け、共産党統治の正当性を内外にアピールし、治安強化を図る狙いがあるとみられる。

 新華社通信によると、会場の市中心部のポタラ宮前広場には約1万3千人の地元代表が参加。自治区トップの張慶黎・党委書記が「チベットは中国の一部であることに疑いはなく、いかなる分裂の試みも失敗する」と述べ、各民族が団結して安定した発展をすることの必要性を訴えた。

 一方、自治区や周辺のチベット族居住区は外国人の立ち入り禁止が続き、厳戒態勢が敷かれている。成都市のチベット族の男性(36)は「共産党の押しつけに過ぎず誰も祝っていない」と批判。チベット亡命政府は「チベット族にとって侮辱的かつ挑発的な日だ」とする声明を発表した。
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