2009-03-30

外国人登録者、3年連続減少も中国人は増加―長野県

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2009年3月26日、長野県の多文化共生研究会が行った調査によると、08年12月末現在の長野県内の外国人登録者数は前年比約2%減の4万2168人で、3年連続の減少となった。急減したのはブラジル人で同8%減少した。一方、中国人は逆に5%増となった。日本の華字紙・中文導報が伝えた。

08年12月末現在の長野県の外国人登録者4万2168人の内訳は、ブラジル人が1万4278人(34%)で最多、以下、中国人1万1146人(26%)、韓国または朝鮮人4589人(11%)、フィリピン人4415人(10%)、タイ2515人(6%)などとなっており、県内の外国人登録者はこの20年間で約5倍に増加した。

ブラジル人が多いのは、日本政府が1990年に「出入国管理及び難民認定法」を改正し、「定住者」の在留資格を創設して日系2世・3世などの就労制限を撤廃したことによるもの。しかし、不況による帰国や他県への移動などが原因で、ブラジル人は5年連続で減少している。一方、中国人は農業や製造業分野への実習・研修生が多く、08年は前年に比べ497人(5%)増加した。

また、在留資格別に見ると、「定住者」(1万410人、25%)と法務大臣が永住を認めた「永住者」(1万464人、25%)で外国人登録者数の約半数を占めている。これ以外には「日本人の配偶者など」(8232人、20%)、「特定活動(=実習など)」(2761人、7%)、「研修」(2070 人、5%)など。中国人の割合が多いのは「特定活動」(67%)、「研修」(約69%)だった。(翻訳・編集/HA)

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