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システムエンジニア(SE)を派遣するゲイン(東京)が業績悪化から、4月と7月に入社予定の大学4年生ら118人のうち98人の内定を取り消していたことが28日、分かった。厚生労働省によると、昨年秋以降の内定取り消しでは、経営破綻企業を除くと最大規模。
3月に実施した再面接の結果が悪かったことを理由にされた学生もいた。大学関係者からは「卒業直前に、しかも学生側に責任を押しつける取り消し方は悪質だ」との声も出ている。ゲインは「学生には申し訳ないことをした。補償金など今後の対応は慎重に検討を進めている」としている。
同社などによると、98人は関東近辺の学生ら。昨年4月以降、内定をもらい、SEとしての技術研修を受講。同年12月にはグループ内での配属先も決まっていた。
SEを正社員として雇い顧客企業に派遣する同社は今年2月末、電機、通信産業など業績不振の顧客から解約が殺到したため、取り消しを決定。3月になって学生らを個別に呼び出し、「入ってもらっても仕事はない」などと通知した。
一部学生には同月4日、プレゼンテーション能力などを試すとして面接を実施。大学側によると、「君の技術力では顧客先に売る自信がない」などと言って、内定を取り消したという。
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2009-03-31
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