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来日中の中国共産党ナンバー5、李長春政治局常務委員は30日、同国政府が中国語普及のため全世界に展開している「孔子学院」を日本で開校する早稲田大(東京都)の白井克彦総長ら13校の幹部と都内で懇談した。この中で李氏は「孔子学院は両国国民の相互理解を深め、協力強化にも新たな貢献を行っており、中日関係が改善する中でさらに前進するチャンスだ」と強調、学院運営を後押しする方針を示した。
この日出席した大学はこのほか、立命館大(京都市)、北陸大(金沢市)、愛知大、札幌大、桜美林大(東京都)など。李氏は日本の若者200人を対象として夏休みに、中国に招くなどの奨学金プログラムを発表した。
急速な経済成長を背景に影響力を増す中国は、孔子学院を通じて全世界で4000万人を超える中国語学習者をさらに増やし、中国文化を浸透させることを狙っている。こうした「ソフトパワー」を前面に国際社会で中国の存在感を高めたい意向だ。「和」を重んじた孔子の名の下、胡錦濤国家主席の唱える「調和の取れた世界」を実現する政治的狙いもあるとされる。
中国教育省によれば、孔子学院は2004年にソウルに開校したのを皮切りに、これまでに81カ国で計314校が開設。日本でも17校が開校した。中国政府は10年に全世界で500カ所の孔子学院をつくる目標を立てており、約40カ国の150以上の学校・機関も設立申請を提出している。(了)(2009/03/30-15:30)
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2009-03-30
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