2009-03-25

日本語の素朴な疑問 『日本人の知らない日本語』刊行

:::引用:::
 日本で暮らす外国人が日本語学校で学ぶ姿を描いたコミックエッセー『日本人の知らない日本語』が刊行された。著者は、日本語学校で外国人に日本語を教える海野凪子(なぎこ)さん。外国人の奇問や珍問との格闘が、イラストレーターの蛇蔵(へびぞう)さんの絵でユーモラスに再現されている。

 例えば助数詞。細く長いものは「1本」と数えると、中国人は「ヘビも1本ですね」と答える。正解は「1匹」。中国人はヘビも川も同じく「条」で数えるそうだが、日本人は生物か無生物で数え方を分ける。椅子(いす)は「1脚」と教えれば、外国人からは「便器も1脚?」と疑問の声が上がる。正解は「1据(すえ)」。

 外国人の素朴な「?」が、普段の暮らしで見過ごしていることを日本人に気づかせてくれる。メディアファクトリー、924円。

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