飲食店検索サイトを運営する「ぐるなび」(東京都千代田区、久保征一郎社長)は、海外旅行に出かける日本人向けの「ぐるなび海外版」の拡充を計画する。航空機の燃料費高騰で海外旅行を控える傾向が目立つが、2010年に万博が開催される「上海版」などエリアごとに検索サイトを独立させ、きめ細かな飲食店情報の掲載で新たな海外旅行需要の掘り起こしを図る。
「ぐるなび海外版」は04年の開設以来、エリアを拡大。海外55都市の飲食店情報を掲載しており、海外旅行や出張の際だけでなく、現地在住の日本人にも飲食店情報を提供している。検索サイトの認知度をアップしようと、9月下旬には東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれた「JATA世界旅行博2008」に「海外版」の紹介ブースを初出展した。
検索サイトのうち現在、最も掲載店舗数が多い「上海版」は約2700店の独自情報が載っている。同社社長室は「経済成長が著しく、日本から近い中国のアクセス数は増えている」と語り、北京五輪前の6月に「北京版」を開設した。今後もアクセス動向を分析しながら、事業拡充を図る考えで「海外旅行などで役立ててほしい」(同室)とPRする。
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