中国人留学生の帰国者数がここ数年、増加を続けている。教育部が発表した07年度の各種留学生に関する統計によると、07年の海外への中国人留学生の総数は約 14万4千人で、留学先からの帰国者数は約4万4千人だった。帰国者数は03年に比べて2倍以上に増加し、過去最高となった。04年から06年まで連続3 年で20%以上の伸びを記録していた帰国者数は、07年も着実に増加した。教育部留学サービスセンターの担当者によると、08年の各種留学生の帰国者数は 5万人を突破する可能性もある。
教育部によると、07年度と06年度のデータを比較してわかるのは、海外への中国人留学生がよりいっそう増加しており、帰国者数も着実に増加していること。海外への中国人留学生は約1万600人増加し、7.94%の伸びとなった。そのうち私費留学生は 6.58%増加し、国家公費留学生は58.66%増加した。留学先からの帰国者数は2030人増加し、4.79%の伸びとなった。そのうち私費留学生の帰国者数は7.48%増加し、国家と団体からの公費留学生の帰国者数は5.23%増加した。専門家によると、中国人留学生の帰国者数はここ数年、中国経済の発展に伴って拡大の傾向を示しており、ここ5年間の帰国者数はそれ以前の25年間の総数を超え、今後はさらなる帰国ブームが訪れる可能性もある。
統計によると、1978年から2007年末までに、各種留学者数は121万1700人に達し、海外留学経験を持つ中国の人材は着実に増加してきた。中国の各種留学生の帰国者数は03年、1978年以来初の2万人突破となる2万100人となった。04年には前年比24.6%増となる2万5千人、05年には同比39.4%増の3万5千人に達した。さらに06年には同比21.3%増の4万2千人に達し、初の4万人台を記録した。留学生の身分で出国し海外に滞在する留学生は現在、89万2千人に達している。そのうち65万7200人は現在、本科・修士・博士課程の学習や博士号取得後の研究、学術訪問などを行っている。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿