【ニューヨーク=川上穣】22日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が急落した。終値は前日比514ドル45セント安の8519ドル 21セントと、10日以来約2週間ぶりの安値を付けた。下げ幅は過去7番目の大きさ。これまでに発表された主要企業の2008年7―9月期決算が全般に振 るわず、世界的な景気後退が避けられないとの見方から、素材関連などを中心に幅広い銘柄が売られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は80.93ポイント安の1615.75と03年6月25日以来、約5年4カ月ぶりの安 値水準。ダウ平均は取引終盤にかけて売りが膨らみ、下げ幅が一時700ドルに迫る場面もあった。金融混乱のきっかけとなった銀行間取引は落ち着きを取り戻 しつつあるものの、投資家は世界景気の先行きにこれまで以上に懸念を強めている。 (10:04)
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿