【上海=渡辺園子】中国初の国産大型旅客機の開発・生産を担う新会社「中国商用飛機」が11日、上海市で設立された。米ボーイングと欧州エアバスが市場 を二分する座席数150席以上の市場への参入を目指す。生産開始の具体的計画は未公表だが、2020年ごろとみられている。
11日、上海市内で設立記念式典を開いた。資本金は190億元(約2800億円)。中央政府が60億元を出資して筆頭株主となり、上海市政府系の投資会 社、国盛集団も50億元を出資した。産業界からは国有航空機メーカー2社、中国アルミ、宝鋼集団、中国中化集団(シノケム)の素材大手3社が出資した。
中国では国産技術で開発した中小型ジェット機「ARJ21」の第1号機が完成。今秋の初飛行、09年の納入開始を目指している。新華社電によればARJ21も新会社の管理下に入る。(11日 20:34)●●コメント●●
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