ネパールの寒村で地元住民から、「OKバジ(おじさん)」と呼ばれている日本人ボランティア、垣見一雅さん(68) =ネパール在住=を支援する「OKバジ支援の会」(富沢繁司会長)は、垣見さんの要請を受けて実施した図書館建設募金が、目標額の150万円にほぼ達した と報告した。6月に開催予定の総会で、一時帰国する垣見さんに直接手渡す。
垣見さんは平成2年、ネパールのヒマラヤ中央に連なるアンナプルナで雪崩に遭い、現地のポーターに助けられ九死に一生を得た。それ以降、ネパールに居住し、飲料水の確保や学校、診療所の建設などの活動に取り組んでいる。
富沢会長は、垣見さんのトレッキング仲間で、活動を知り、5年に支援の会を結成。これまでの支援総額は約1600万円に上る。今回の「図書館カンパ」も、 70歳の古希を控えた垣見さんが「村には読み書きのできない子供が多い。死ぬ前に図書館を建ててやりたい」と相談されたのがきっかけだった。
募金総額は、計135万779円(会員63人、会員外68人)に達し、図書館はタフーン村のランバ小中高校の学校敷地内に、平成21年3月に完成するとい う。桐生市内の観音寺(月門快憲住職)から賛同募金(150万円)もあり、二棟の図書館が建設される。富沢会長は「うれしい誤算。完成式には会員とともに 出席したい」と話している。
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