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【クアラルンプール】 外国人家政婦や労働者の健康問題によるトラブルが増えている。マレーシアに出稼ぎにくる外国人労働者は昨年で136万人にのぼるが、そのうち4万2,000人が何らかの疾病を患っているという。
厚生省の調査では、自国での健康診断で「異常なし」と診断された者でも▽結核(1万6,697人)▽B型肝炎(1万953人)▽梅毒(2,824人)▽エイズ(683人)▽精神病(147人)▽妊娠中(2,329人)一一という結果が出た。
病原菌を持って入国する外国人労働者の増加により政府は3年前からマレーシアに入国する外国人労働者に入国1カ月以内のフォメマ社の保健医による 健康診断の受診を導入したが、フォメマ社の検診で「異常なし」とされた労働者でもその後の検診で疾病が発見されるケースがある。外国人労働者の確保のため に医師に虚偽の検診結果を依頼する工場主などもいるという。
厚生省のラムリー・ラハマト副事務次官によると、昨年は3,432のフォメマ社の診療所のうち39が業務停止処分を受けており、虚偽の検診結果 の診断も業務停止の理由のひとつにあげられている。子供や老人などと直に触れあう機会の多い家政婦でも検診対象以外の感染性の疾病にかかっている場合があ り、家政婦斡旋業者に高額の斡旋料を支払ったものの疾病のない家政婦を紹介してもらえない問題も頻発しているという。
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2008-05-28
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