2008-05-28

マレーシア 違法労働、外国人留学生を隠れ蓑にするケースが増加

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クアラルンプール】 外国人留学生の積極的な誘致を進めて国際教育ハブを目指しているマレーシアだが、同時に留学生としての身分を隠れ蓑にした不法労働目的の来馬者が増えており、懸念の声が高まっている。
こうした「留学生」の中には1度も授業に出ない者もおり、肉体労働にいそしんだり、自分で商売を始めたり、甚だしきは犯罪に手を染めたりする者もいるという。出入国管理局によると、留学生ビザの悪用の摘発件数は年間100一200件に上っているという。
ある私立カレッジの幹部によると、2年ほど前からバングラデシュやナイジェリアからの留学生が急増しているが、出来るだけ履修期間が長く、学費が 安いことを希望して来る者は就労目的で来ている可能性が高いという。中には他の留学生を斡旋するなどと言って、学費を値切る者もいる。こうしたあからさま な労働目的とみられる留学生を拒否すれば、留学生が来なくなってしまい学校経営に影響を来す恐れがあるため、学校側としては受け入れざるを得ないのが実態 だという。
法律では、留学生は学期と学期の間の休暇期間中にのみアルバイトを行うことが認められているが、業種は▽売店▽飲食店▽給油所▽ホテルの裏方仕事一一のみに限定され、時間も週20時間内と定められている。
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