【サンフランシスコ=松尾理也】北京五輪の聖火リレーで北米大陸唯一の立ち寄り地となる米カリフォルニア州サンフランシスコで7日、観光名所ゴールデンゲート・ブリッジ(金門橋)のワイヤに人権問題活動家がよじ登り、抗議の横断幕を掲げる騒ぎがあった。
横断幕は、「一つの世界、一つの夢」という北京五輪のスローガンに「自由なチベット」と書き加えたものなど2種類。路面からから約45メートルの上空にひるがえった。
よじ登ったのはチベットの人権問題をめぐる学生組織の活動家3人で、空中から地元テレビ局などに携帯電話をかけ、チベットでの聖火リレーの中止を訴えるパフォーマンスも。抗議行動を終えて路面に降りたところを、待ちかまえていた当局に逮捕された。
北京五輪の聖火は8日夕、サンフランシスコ入りし、9日、10キロ弱に短縮されたコースを走る。現地にはチベット問題をはじめ、中国の人権状況に批判的な各種団体が続々と集結しており、活発な抗議活動が予想されている。
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