2009-03-02

ミャンマーの難民問題 特別委設け協議へ

:::引用:::
 【フアヒン=林浩樹】ASEAN外相会議は二十七日、ミャンマーのイスラム少数民族ロヒンギャの難民問題について、特別委員会を設置し解決策を協議することで一致した。この問題でASEANが主体的に取り組むのは初めて。

 同時に域外のバングラデシュがかかわるため、不法移民などに関連した犯罪に対する地域協力の枠組み「バリ・プロセス」の次回会合(四月開催)に提案することも決めた。同プロセスは国際移住機関が主導する枠組みの一つで、約五十カ国が参加している。

 外相会議では、ロヒンギャをバングラデシュからの不法移民と主張してきたミャンマーも「自国の少数民族ベンガル人と証明されれば受け入れる」と二国間で協議、調査する姿勢を示した。早急な方針転換は考えにくく、国際社会の批判をかわす狙いもありそうだ。

 この問題は昨年末、タイ海軍が拘束したロヒンギャ難民を虐待し海上に放置したことで表面化。アピシット首相は今回のASEAN首脳会議で取り上げる意向を示していた。

●●コメント●●

0 件のコメント: