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東北の産学官が連携して、自動車や電子機器を制御する「組み込みソフトウエア」の技術者育成を進めようと東北経済産業局は17日、仙台市青葉区のパレス宮城野で「組み込みソフト人材育成情報連絡会」を初めて開く。6県の関係機関が集まり人材育成を共同で推進し、組み込みソフト産業の振興を図る。
経産局は年度内に、連絡会を母体に「東北組み込みソフト人材育成検討会」(仮称)の設立を目指す。組み込みソフトはそれぞれに専門的で、多様な分野にまたがることから、人材育成プログラムやマニュアルの作成などを6県共同で進め、質の高い人材育成策を効率的に展開したい考え。
具体的には、各機関が持つ人材育成事業のカリキュラムやノウハウを共有。足りないところを相互に補完し、東北域内でのテキストの相互利用や合同研修会など共同事業の実施に結び付ける方針だ。
東北経産局によると、各県や各教育機関はそれぞれ独自に技術者養成を行っており、「それぞれ長所短所がある。産業界が求める質、量を確保していないケースも見受けられる」(産業人材政策課)のが実情という。
連絡会は午後1時からで、大学や高専、各県の公設試験研究機関、産業支援機関など約50団体から70人が参加。東海大専門職大学院組込み技術研究科の大原茂之研究科長が「人材育成こそ産業競争力強化の生命線」と題して講演し、岩手、宮城、山形各県の取り組みも紹介する。
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