2008-10-23

まるで映画、巨額国際送金詐欺で外国人3人逮捕

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銀行間の送金依頼書を偽造し、ソウル市内の銀行で10億ウォン(約7200万円)を不正に引き出そうとしたとして、ソウル竜山署は22日、ナイジェリア国籍の3人を私文書偽造行使と詐欺などの疑いで逮捕した。

 今年8月、米ニューヨークのシティバンク本店にエチオピア中央銀行から 預金の送金依頼書が届いた。シティバンクに開設されたエチオピア中央銀行の口座から400億-500億ウォン(約28億-36億円)相当のドル資金を韓 国、中国、タンザニアなど7-8カ国の銀行の指定口座に送金してほしいという内容で、エチオピア中央銀行の総裁と理事らによる署名もあった。

 普段からエチオピア中央銀行と取引してきたシティバンクは送金依頼書通りに指定口座に送金を行った。韓国には韓国シティバンクに750万ドル(約7億3200万円)が送金された後、外換銀行、国民銀行などの口座に分散送金されていた。

 送金手続きが完了した20日午後2時ごろ、ソウル市竜山区の国民銀行南営洞支店にナイジェリア人3人組が現れた。3人はシティバンクから送金され た資金のうち10億ウォンを引き出そうとしたが、行員が手続きを取ろうとしたところ、支払い停止の措置が取られていた。外国人3人が巨額の現金を引き出そ うとした点、資金が凍結されていた点を不審に思った行員は直ちに警察に通報した。

 口座にあった資金の支払い停止を求めた韓国シティバンクは、警察の問い合わせに対し、ニューヨーク本店に提出されたエチオピア中央銀行の送金依頼書が偽造だったことが判明したと説明した。

 警察によると、シティバンク本店は送金を行った後、エチオピア中央銀行による送金依頼書が偽造だったことが確認されたため、各国の送金先銀行に支払い停止を求めたという。

 韓国シティバンクに送金後、分散送金された750万ドルは一切引き出されなかったが、他国に送金された資金の一部は既に引き出された後だった。

 警察はエチオピア中央銀行総裁の署名まで偽造し、送金先の口座が7-8カ国に分散している点からみて、容疑者の背景には国際的な犯罪グループがあるとみて捜査を進めている。

キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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