12日に発生した中国・四川大地震の被災者に役立ててもらおうと、県内在住の中国人やその友人ら計約70人が18日、福岡市中央区天神で募金活動をした。集まった義援金は、在福岡中国総領事館を通じて被災地に届けるという。
中国語の通訳も務め、中国人の知人を多くもつ会社社長、青木麗子さん(49)=福岡市博多区博多駅前=が呼び掛けた。参加者が、被害を伝える写真などを張った手作りの募金箱を手に協力を訴えると、多くの市民が募金に応じた。
母親が四川省成都市に住むという、会社員の席方さん(29)=福岡市南区大橋=は、職場の仲間とともに参加した。「何かできないかと思っていたので参加で きてうれしい。助けてくれる日本人がたくさんいることを中国に伝えたい」。日本人と結婚し、3児を育てる趙天心さん(36)=同区老司=は「子どもからお 年寄りまで心のこもったお金を入れてくれて感動した」と話した。
「募金などの活動をすることで、日中の心の距離も縮まれば」と青木さん。救援物資を送ることも計画するという。
=2008/05/19付 西日本新聞朝刊=
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