タイで日本語を学ぶ学生を支援しようと、神戸市垂水区の原田義之さん(64)が民間非営利団体(NPO)「タイ国学生日本語教育環境支援プロジェク ト」を設立し、日本の絵本などを学生に贈る活動をしている。阿波(あわ)踊りを学生らに教える「ミニにほん祭り」を十一月に現地で計画しており、使わなく なったゆかたと小学生用の日本語辞書の提供を呼び掛けている。(高田康夫)
東南アジアに仕事でよく出張していた原田さん は、所属する高砂青松ロータリークラブの事業として十六年前から、タイの小学校に日本語の本を贈り続けている。仕事を引退後、タイで培った人脈や経験を生 かし、プロジェクトを企画。日タイ修好百二十周年事業に外務省から認定された。
支援先は、タイ北部チェンライ地区にある高校の日本語サークルの生徒約二十人と大学の日本語学科の学生約三十人。日本語を学ぶ教材がないため、基本となる簡単な辞書が必要だという。
また、メンバーに阿波踊りの講師がいるため、十一月に現地で開く祭りで、踊りを教えることを計画。学生らにもゆかたを着てもらおうと提供を呼び掛けている。
原田さんは「タイでは日本への関心が高い。日本の文化を理解してもらい、日タイの友好に役立ちたい」と話している。
活動に関心のあるボランティアも募集する。
同プロジェクト事務局は、〒655-0016 神戸市垂水区高丸三ノ二ノ四、原田マンション301。メールアドレスは、●●コメント●●
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