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蘇州に続きクレープ店
洋菓子店やレストランなどを展開するメープルハウス(金沢市)は、中国・上海市の現地企業と、初めてとなるフランチャイズ(FC)契約を結ぶことで合意した。近く正式契約を結び、年内にも市内にクレープ店を出店する。三年をめどに、同市一帯で二十~三十店程度をオープンさせたい考えだ。(網信明)
メ社は二〇〇六年に中国に初進出。上海近郊の蘇州市に現地法人を設立し、カフェバーやクレープ店など四店舗を運営している。これを足掛かりにしてFC方式での中国での店舗網拡大を描き、提携先を探していた。上海で米国資本のフライドチキン店をFC展開している現地企業から打診があり、まとまった。
上海は人口が蘇州の約三倍。中国の流行の発信拠点で住民のファッション感度が高く、外資系の飲食店も多い。蘇州の四店舗の売り上げは現状では目標の七割程度にとどまるが、「中国でも珍しいクレープ店を市場規模が大きい上海で展開すれば、より受け入れられるのでは」と判断したという。
上海では蘇州の店同様に、一般的なデザート風クレープに加え、中国人が好むチキンや香辛料入りソーセージなどを挟んだ軽食風クレープなどのメニューを用意。日本円で一個二百~三百数十円で販売する方針。鍋島盛雄社長は「上海の街頭では、食べながら街歩きを楽しむ人たちをよく見かける。おしゃれなファストフードとして定着させたい」と話している。
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2009-09-09
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