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三菱ふそうトラック・バスは7日、ベトナム政府から小型トラック「キャンター」を630台受注したことを明らかにした。1回の受注規模としては、最大になる。国内でのトラック販売が長期低迷するなかでの大量受注で、新興国シフトがさらに強まりそうだ。
三菱ふそうは大量受注を受け、川崎工場(川崎市中原区)で生産を進めており、一部納車を開始している。同社の小型トラック国内生産台数(1~7月)は前年同期比40%減の約1万4000台で、そのうち輸出は約5割を占める。今回のベトナム政府発注は輸出の約1割を占める規模になる。
トラック業界は、国内販売の落ち込みが著しい。トラック大手4社の国内普通トラック販売台数(4~8月)は54.3%減で、底打ちの兆しが見えていない。一方、新興国を中心にした海外向けは7月以降改善の兆しを見せている。
ベトナム市場は7月ごろから物流や公共事業を中心に販売台数が増えつつある。ベトナム、ミャンマー、タイ、ラオス4カ国を横断する物流網「東西回廊」(全長約1450キロ)を中心に公共事業が急ピッチで進んでおり、トラック需要が拡大している。加えてベトナム政府が環境や安全性への取り組みを強め、中古車の輸入規制強化を進めており、新車需要が伸長することも見込まれる。
ベトナムでは、日野自動車が2008年に小型トラック「300シリーズ」(日本名・デュトロ)の製造販売を開始し、09年度は販売目標を1400台に設定。6月までは販売が低迷していたが、7月は前年比40%増、8月は80%増となるなど急回復を見せ、目標を上回る公算が大きい。
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2009-09-09
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