2009-09-09

帝京大学短期大学現代ビジネス学科が「ecoビジネスリーダー養成コース」を新設

:::引用:::
 近年、地球温暖化などの環境問題が世界的なテーマとなっている。そうした中、高い環境技術を有する日本は、解決に向けた環境ビジネスを発展させていくことが求められている。この流れをリードする人材の育成を目指すのが、「ecoビジネスリーダー養成コース」だ。

 企業内において、環境に配慮した製品やサービスの企画、開発、提供に携るための、基本的な知識や情報収集能力、業務遂行力の習得を目指す。また、環境系NPOや環境コンサルタントなど、企業や社会に対して問題解決方法の提案、さらには起業といったステップアップも図る。

【主な開講科目と概要】
■エコ社会学
 人類の文明は資源と環境の両面から限界に達しつつあり、真に豊かな生活を実現する社会をエコ社会と定義すると、さまざまな技術的、持続的で経営的、制度的革新を必要とする。この授業では、現状の問題点を把握した上で、エコ社会を目指す革新への取り組みを考える。

■エコビジネス概論
 環境ビジネスは今後最も成長が期待される産業分野であり、太陽光や燃料電池などの新エネルギー分野、省エネ技術など、その範囲と役割は広い。こうしたエコビジネスの業界動向やビジネスモデル、今後の課題などを総体的に考察する。

■エコサイエンス
 環境問題とその解決策や、環境ビジネスに欠かせないサイエンス(科学)を平易に紹介する。またオゾンホールなど環境問題の原理原則を示し、環境因子の測定法や対策法など、ecoビジネスリーダーとしての必須の科学を学ぶ。

■廃棄物処理とリサイクル
 大きな環境問題の一つとして廃棄物問題がある。廃棄物の種類別の適正な処理方法や、資源に戻すリサイクルにより、循環型社会を目指す実践例をさまざまな現場から専門家を招き、オムニバス形式にて実態を紹介する。また、今後の廃棄物処理と資源回収の課題についても考察していく。

■環境系キャリアサポート論
 現在の環境業界の仕事内容、求められる資格やスキルなどを体系的に学んでいく。環境カウンセラー、ISO、環境管理士等々、環境の専門家として、または企業の環境部門など、将来環境関連の仕事を目指すに当たり必要なステップや予備知識を現役の環境コンサルタントが講義を行う。

■エココミュニケーション
 企業などの事業者は、環境への取組に対する社会的説明責任を果たし、利害関係者との環境コミュニケーションを図ることが必要とされる。いくつかの環境報告書をサンプルとして、第三者としての視点での評価演習を通じ、これらのコミュニケーション概要を理解する。
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