2009-09-09

鳩山氏との会談を要望…中国首相、経団連会長に

:::引用:::
 【北京=二階堂祥生】日本経団連の御手洗冨士夫会長ら日中経済協会の訪中代表団は9日午前、中国の温家宝首相と、北京の人民大会堂で会談した。

 温首相は、早期の訪日に前向きな考えを示した。衆院選で民主党が大勝して政権交代が決まった後、中国首脳と日本の要人が会談するのは初。

 温首相は、民主党の鳩山代表が16日に首相に就任することに関連し、「日中両国の指導者の相互訪問、とりわけ早期の会談が重要だ。鳩山氏に一日も早くお会いし、日中の協力分野について幅広く意見交換したい」と強調した。御手洗会長が「温首相の訪日を要請します」と述べたのに対し、温首相は「早くそういう機会が訪れればうれしい」と応じ、訪日に前向きな考えを示した。さらに、御手洗会長は、「温首相のメッセージを鳩山代表に必ず伝える」と約束した。

 会談では、世界経済が最悪期を脱し、世界経済の成長センターとして東アジア地域の存在感が高まっていることから、両国間の経済交流をさらに深めることで一致した。特に、御手洗会長が提案した環境・省エネ分野での協力強化について温首相は、「両国の経済協力の中心としたい」と賛意を表明した。
(2009年9月9日13時51分 読売新聞)
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