2009-09-29

香港株大引け、4日続落 3週間ぶり安値、外部環境の悪化で

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【NQN香港=早川亜美】28日の香港株式市場でハンセン指数は4日続落。大引けは前週末比435.99ポイント(2.07%)安の2万 588.41と節目の2万1000台を下回り、4日以来約3週間ぶりの安値を付けた。前週末の米株安や28日の中国・上海株安といった外部環境の悪化が投資家心理を冷やし、幅広く売りが出た。

 指数は後場に一段安となり、市場参加者の間で目先の下値支持線として意識されている50日移動平均(28日終値時点で2万572)に接近した。HSBC、中国移動といった時価総額上位の銘柄が下落。25日発表の8月の米耐久財受注の減少で世界的な景気の先行き不透明感が改めて意識され、リー&フォンなど輸出関連株や、不動産株、資源・素材株といった景気敏感株が売られた。

 韓国の携帯通信最大手SKテレコムからの自社株買い戻しを発表した中国連合通信は下落率5%近くの大幅安で引けた。景気不安の再燃に伴い、中電控股など公益株には業績のディフェンシブ性を評価した買いが散見されたものの、相場下支え効果は限られた。

 円を除く対アジア通貨での米ドル高進行を受け、市場ではアジア株からの資金流出を警戒する声も聞かれた。商いは盛り上がらず、香港のメーンボード(東証1部に相当)の売買代金は概算で508億香港ドルと、前週末に続き500億香港ドル台にとどまった。

 中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数が大幅に反落、レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は大幅に3日続落した。
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