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「池袋のナイトクラブ。ええ知ってます。まだ、あるんですか?」。ソウルの昼下がり、通い慣れた喫茶店に日本語が響いた。見れば着飾った地元のご婦人。同席の女性が発音を丁寧に直し、もう一度。「ナイトクラブ。ありますか?」
自宅近所のこの店はマンツーマンの語学練習場になっていて各テーブルで日本語や中国語、英語が飛び交う。「最近は減少傾向が続き…」。流ちょうな日本語に聞き入ってしまうこともある。
もちろん、外国人相手の本格的な韓国語レッスンも盛ん。若い女性講師が多い某有名大の夜間スクールは「デートの誘い方」まで手ほどきする。
講師が生徒の恋人役を実演。教室にアダルトな雰囲気が漂うが、必死の誘い文句に返ってくるのが「その程度じゃダメね!」。決して甘い言葉ではないところがミソか。
語学の「やる気」を刺激しようと、教える側も実は懸命。ギリギリの工夫が今日も続いている。 (福田要)
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