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20日午前の東京外国為替市場で、円相場は小反落。12時時点は前日17時時点に比べ1銭の円安・ドル高の1ドル=94円29~32銭近辺で推移している。同日の中国株式相場が反発して始まったことで、中国株安をきっかけとした世界株安の懸念が後退。「投資家がリスク回避姿勢を和らげる」との見方から円売り・ドル買いが出た。もっとも、上海総合指数が伸び悩むと円買いも目立ち、円は前日夕刻時点の水準近辺でもみ合った。
日本時間11時前に、上海総合指数は3%近く上昇。円相場は94円41銭近辺まで下落する場面があった。しかし、同指数が伸び悩むと中国株の先行き不透明感が意識され、円は下げ渋った。
中国株安への懸念から、早朝には一時、93円98銭に上昇。東京市場でも約1カ月ぶりの高値水準を付けたが、市場では「円相場がこの1カ月間のレンジから大きく外れたわけではないだけに、輸入企業は円売り・ドル買いを急いでいない」(国内銀行)との見方が出ていた。東京市場での値幅は43銭前後。
11時過ぎには、日銀の水野温氏審議委員が講演で、「景気の持ち直し、続くかどうか不確実性が高い」などと話したことが伝わった。もっとも、市場参加者の関心は中国株に寄せられていただけに、円相場への影響は限られた。
円は対ユーロで反落。12時時点は同1円13銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=134円04~07銭近辺で推移している。前日の米株高を受け、「投資家のリスク回避姿勢が和らぐ」との見方が強まり、円売り・ユーロ買いが先行した。中国株の反発も円売り材料となり、一時は134円39銭近辺まで下げた。
ユーロは対ドルで反発。12時時点は同0.0116ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.4213~16ドル近辺で推移している。前日の米株高や20 日の中国株高が、対ドルでもユーロ買いを誘った。前日の原油先物相場が上昇したことも高金利通貨であるユーロの支援材料となった。しかし、ユーロには高値警戒感も出ており、9時前に1.4258ドルの高値を付けた後は積極的な買いはみられない。〔NQN〕(12:40)
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2009-08-20
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