北京、上海、広州などのPCユーザーは19日からNew York Timesにアクセスできなくなっている。(ロイター)
2008年12月22日 08時05分 更新
メディアの検閲で広く批判されている中国は12月15日の週、米New York Timesへのアクセスを遮断したと、ある新聞が12月20日に語った。
その新聞によると、北京、上海、広州などのPCユーザーが19日にnytimes.comにアクセスしようとした際、サイトは利用できないというメッセージが表示された。
20日遅くには、VPNで保護されたネットワーク以外からのこのサイトへの北京からのアクセスはなかった。
中国国務院情報局は、この件に関する情報はないと語った。
外交部は15日の週、中国は同国の法律に反するコンテンツを含むWebサイトを遮断する権利があると語った。中国は8月の北京オリンピックの開催前および開催中、インターネットの規制を緩めた。
中国政府は通常、特にチベット問題や共産党への批判に関するサイトなど、不快と判断したサイトを遮断する。
Asiaweekによると、12月初旬に中国語版のBBC、Voice of America、香港のメディアMing Pao News、Asiaweekが遮断された。
中国には世界最多数のインターネットユーザーがおり、インターネットを通じた国民の情報へのアクセスは急増している。
この状況を受け、中国はインターネットを監視し、問題のあるコンテンツや投稿を削除し、一線を越えたブロガーに警告し、特定サイトへのアクセスを遮断するチームを設置している。
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