県内に住む65歳以上の「老年人口」が今年10月現在で、27万6808人と過去最高を記録し、初めて全体の4分の1を超えたことが県のまとめでわかった。総人口は10年連続で減少し、少子高齢化による人口減が一層鮮明になっている。
県によると、今年10月1日現在の65歳以上人口27万6808人は、総人口110万1292人の25・1%を占め、全国の22・1%を上回った。県内の老年人口は増え続けており、今年は前年同期を5342人上回った。
県内総人口は前年同期より4020人減った。総人口は1998年の112万6336人をピークに減少を続けている。一方、15歳未満の「年少人口」は14万6383人と、前年同期から1033人減り、人口全体の13・3%にとどまった。
市町村別では、老年人口の割合が最も多いのは朝日町の33・2%で、次いで南砺市の30・2%、氷見市の29・5%。年少人口は舟橋村の21・9%が最高で、砺波市の14・9%、滑川市の14・6%と続いた。
県統計調査課は「未婚化、晩婚化による出生減が原因。景気低迷が雇用不安を生み、少子化を一層深刻化させかねない」と懸念している。
(2008年12月18日 読売新聞)
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿