日本政府観光局(JNTO)が24日発表した11月の訪日外国人旅行客数(推計値)は、前年同月比19.3%減の55万3900人と大幅に落ち込 んだ。前年割れは4カ月連続で、減少幅は新型肺炎(SARS)が流行した03年6月(20.1%減)以来の大きさ。世界的な景気後退と円高に直撃された 形。
主要国・地域別では、訪日旅行客トップの韓国がウォン安の影響で46.2%も減少。シンガポールは22カ月ぶり、フランスも32カ月ぶりに減少に転じた。増加したのは中国、香港だけ。
訪日旅行客数は11月までの累計が784万人で、12月が前年同月比25%減なら通年で前年(835万人)を下回る。政府は10年に訪日旅行客数1000万人を目標にしているが、実現が危うくなった。【位川一郎】
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