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中国地方の大学3年生の就職活動が早期化している。景気低迷による企業の採用抑制で先輩の4年生の内定率が下がっており、厳しさを増す就職環境に危機感を募らせているため。大学側もセミナー開催を前倒しするなど支援を強化している。
広島修道大(広島市安佐南区)商学部の男子学生(20)は、8月から企業訪問などの活動を始めた。金融、小売りなど4社をインターンシップの形で訪問。「就職に苦戦する4年生の話を聞き、早く行動しなくてはと思った」と話す。
広島修道大は10日に開いたビジネスマナー講座で、参加者にリクルートスーツ着用を義務付けた。「活動はすぐ本番を迎えるという意識を持ってほしい」(キャリアセンターの若宮寿仁課長)との狙いからだ。
広島経済大(安佐南区)は例年、年明けに開く東京へのガイダンスツアーを12月上旬に前倒して実施する。学内のセミナーやガイダンスに参加する学生は昨年より多く、キャリアセンターの五百木(いおき)宏祐部長は「学生の危機感は例年になく強い」と受け止める。
4年生の内定は苦戦が続く。文部科学、厚生労働両省によると、来春就職を望む中四国の4年生の内定率は10月1日時点で59・7%にとどまる。前年同期を7・8ポイント下回り、全国6ブロック中、九州と並んで最も低い。
【写真説明】ビジネスマナー講座でおじきの練習をする大学3年生(広島市安佐南区の広島修道大)
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