2009-11-24

大橋学園が助産師養成所を開設へ 人材不足解消目指す

:::引用:::
四日市市浜田町の学校法人大橋学園は来年4月、学園内に県内で唯一の助産師養成所を開設する。現役の看護師らに助産師の資格を取ってもらい、人口当たりの助産師数が都道府県別で最下位という県内の深刻な助産師不足の解消を目指す。

 県医療政策室によると、県内で働く助産師の数は、人口10万人に対し15・9人(昨年末現在)で、2002年の調査以来、全国最下位が続く。県内の看護系の大学で助産師を育ててはいるが、県内で就業する人は毎年2~5人と少ない。

 開設するのは、ユマニテク看護助産専門学校助産専攻科。看護師や看護師養成所の卒業予定者らを対象に、分娩(ぶんべん)介助や妊婦健診の仕方などを教える。県産婦人科医会からの推薦や指定校推薦で受験生を受け入れ、卒業後も県内で働こうと希望する人材を確保する。

 18日に会見した大橋正行校長(60)らは「今のままでは周産期医療の未来の絵が描けない。助産師の数をまず確保し、質の向上につなげたい」と話した。

 助産専攻科の課程は1年間で、定員は30人。出願は、推薦入試を12月21日から、一般入試は来年1月18日から受け付ける。問い合わせは、ユマニテク看護専門学校助産入試係=電059(353)4311=へ。

 (福岡範行)

●●コメント●●

0 件のコメント: