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日本政府観光局(JNTO)が26日発表した9月の訪日外客数は、前年同月比16.4%減の53万5800人となり14カ月連続で減少した。8月には減少幅が1けたとなり回復の兆しを見せたが、再び二けたの減少となった。景気の低迷による旅行の手控えや円高などが要因。
減少幅が最も大きいのは韓国。7月以降2割台に縮まっていた下げ幅がインフルエンザの流行やウォン安で拡大し33.9%減。10万5500人となった。台湾は、旅行を控える月「鬼月」が影響し24.2%減の7万7500人。豪州は20.6%減の1万8800人となった。
12市場のうち唯一プラスだったのが中国。個人観光査証の発給に合わせた広告宣伝がプラスに作用し、5.2%増の9万8800人。
香港は16.7%減の3万2700人。タイは10.9%減の1万1900人。シンガポールは15.2%減の9300人。
米国は8月に17カ月ぶりの増加を記録したものの9.6%の減。5万2300人となった。カナダも8月には4カ月ぶりに増加したが9月は5.3%減少して1万900人。フランスも8月の増加から一転し、9月には11.4%減の1万200人となった。
シルバーウイーク期間中、日本人の米、加、仏への旅行需要が高まり、一部路線で訪日のための座席確保が難になったことなどが要因。
英国は12.7%減の1万4400人、ドイツは13.2%減の9700人となった。
出国日本人数は15.3%増の158万人。シルバーウイーク期間中、海外旅行需要が拡大した。53カ月ぶりに2けたの増加となった。
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