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県は今年1~6月に県内を訪れた外国人旅行者数を発表した。円高や新型インフルエンザの影響で、韓国からは前年同期比の約25%にまで落ち込んだ一方で、台湾からは1、2月の山形空港発着チャーター便就航で約25%増加した。2010年もチャーター便を利用した同様の旅行が8回催行される予定で、関係者は台湾からの旅行者に期待をかけている。
県観光振興課が県内の宿泊施設など92施設に行ったアンケート調査によると、受け入れた外国人旅行者数は3万1020人(同3万5119人)だった。
このうち韓国からの受け入れ数は、1661人(前年6573人)と激減。台湾からは2万3655人(同1万8935人)と増え、明暗が分かれた。対前年同期比の増加率が最も高かったのはタイで、2・24倍の345人(同154人)だった。
韓国は、100ウォン=7円前後と円高・ウォン安が深刻だった一方で、台湾ドルへの影響は少なかったのが主因。台湾では今季初めて、台湾の旅行会社が蔵王の樹氷観光などを中心とした観光ツアーを9回企画し、チャーター便の搭乗率は平均で約9割となった。5月以降には新型インフルエンザによる渡航自粛の動きがあり訪日旅行者数全体が減少、韓国人旅行者の減少に拍車をかけた。
日本で最も多くの韓国人スキーヤーが訪れる蔵王温泉スキー場の関係者らは、これまで12月に韓国で行っていた同スキー場のPRイベントを、旅行会社が旅行商品を企画する時期の10月に前倒しして実施するなどしている。県観光振興課は「現場は大変だが、経済情勢が戻るまで地道な活動を続けるしかない」とし、県ソウル事務所からの情報発信も引き続き継続する。
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