2007-09-25

中国残留孤児、サハリン残留邦人 孤立軽減へ支援ネット 厚労省

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中国残留孤児、サハリン残留邦人 孤立軽減へ支援ネット 厚労省
言葉の壁で帰国後の生活が孤立しがちな中国残留孤児やロシア・サハリン州(樺太)の残留邦人とその家族を支援するため、厚生労働省は来年度から、 NPO法人などが参加した市町村ごとの支援ネットワークづくりに乗り出す。中国語やロシア語に堪能な人が加わり、地域密着の輪により、必要な福祉サービス への橋渡しも目指す。

 厚労省によると、帰国者は慣れない日本語や習慣の違いに加え、高齢化によって医療や福祉への不安が強い。相談相手が見つからず、自宅に 閉じこもりがちになるケースも目立つ。このため、日本語を無理なく学べ、地域に気軽に相談できる人を増やすことを目指し、各市町村に支援ネットを整備す る。

 ネットを構成するのは帰国者の事情に詳しい支援団体をはじめ、語学が堪能な人、民生委員、老人クラブなどを想定。定期的に生活相談を行 い、必要なら相談窓口を紹介する。また、日本語教室やゲートボール大会など交流の場を設け、帰国者への理解を深めるため市民向けの研修会も開く。

 厚労省は来年度予算の概算要求に、市町村のネットづくりを助成するため七億一千万円を盛り込んだ。中国孤児等対策室は「住民の細やかな気配りで、帰国者の心細さを取り除ければ」と期待を掛ける。

 道によると、今年二月までに道内に帰国した残留邦人は中国からが百九十一人(家族を含め計六百五十二人)、サハリンなどロシアからが四十五人(同百二十八人)に上る。


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ロシアの残留日本人について

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