英国のずさんな難民受け入れ体制――国外退去を命じられた2000人が英国内に残留
英国において、難民申請を却下された外国人は昨年だけで2万人以上にのぼるものの、このうち実際に国外退去処分となったのは1万8,000人だけで、残り 2,000人余りはそのまま英国に違法滞在している実状が問題視されていることが伝えられた。英国政府では、その理由として、難民申請を却下された者より も外国人犯罪者を優先的に国外に追放しなければならないためと主張しているという。
トニー・ブレア前首相は、2005年に難民申請のために英国にやってくる者よりも国外退去する者の数を増やそうとしたものの、難民申請を却下された者の国 外退去処分件数は、今年上半期ではむしろ減少傾向にあり、影の内相デヴィッド・デイヴィス氏は、政府が国内の移民や難民受け入れのバランスをコントロール できていない現状を批判したという。
なお、内務省側では、英国内での難民申請件数は大きく減少しているとし、より厳格な入国管理体制が国内での難民申請件数減少に貢献している点を主張している。
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英国の移民
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