2007-09-04

中国進出の北朝鮮IT技術者400人余、韓国・同胞企業で勤務

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中国進出の北朝鮮IT技術者400人余、韓国・同胞企業で勤務
金日成(キム・イルソン)総合大学と金策(キム・チェク)工大を卒業した北朝鮮の優秀な技術者が中国国内の韓国企業や同胞投資企業でドルを稼ぎながら市場経済を学び、現場経験を積んできたことが2日確認された。

特に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が01年1月に中国・上海を訪問した当時、「(中国の発展像は)桑田滄海」と賛嘆した後、海外の進んだ情報技術(IT)に追いつこうと督励し、技術人材の海外進出が活発に行われてきたことが明らかになった。

北京で活動する対北朝鮮事業家のAさんは「北朝鮮で選抜された優秀なIT人材が中国で韓国の企業や同胞が設立した企業で働いている」とし「公にせず北朝鮮人材を雇用する企業も多いため、少なくとも300-400人以上になるだろう」と語った。

Aさんは「最近、北朝鮮では『中国に行けばドルも稼げるし、コンピューター技術・経験も増やすことができる』という認識が広まり、中国での就職を目指す人たちの競争が激しくなっている」と伝えた。

北朝鮮出身者は北京のIT中心地である中関村、韓国人密集地域の望京をはじめ、大連など中国各地に分布していると、Aさんは伝えた。 就職する分野もコンピュータープログラム開発、アニメーション制作、インターネットショッピングモール管理などと幅広い。

Aさんによると、在米同胞Pさんが年初に北京に設立したIT企業では北朝鮮技術者20人が勤務しているという。 こうした北朝鮮出身者は中国大卒社員の初任給と同じ月1500元(約18万ウォン)を受けている。

香港で企業活動をしてきた同胞Cさんが大連に500万ドルを投資したソフトウエア企業には現在70人余の北朝鮮出身者が働いている。 アニメ原画を制作するこの業者は今後、北朝鮮技術者を200人に増やす計画だ。

この企業に詳しいBさんは「北朝鮮から来た職員は金日成大学で芸術を専攻した人たちで、韓国や日本から受注したアニメ制作関連の仕事をしている」と説明した。

中国同胞Kさんが北京で運営するインターネットショッピングモールにも、コンピューターを専攻した北朝鮮エンジニア20人が勤務して いることが確認された。 職員らは望京地域のマンションにある事務室でコンピューター数十台を設置し、北朝鮮で生産された高級薬剤や酒などを販売している。 この業者を知る人たちは「インターネットを扱う技術も高いほう」とし「製品を注文する客の相当数は韓国人」と話す。

LGの関係者も「LG CNSが05年6月から07年2月まで米国同胞が設立したN社と外注契約をし、50人の北朝鮮IT人材を活用してプログラムの開発を進行した」と確認した。その間、大企業が北朝鮮のIT人材をビジネスに直接活用した前例はなかった。

この関係者は「金日成大学と金策工大を卒業した理工系人材に1人当たり月1000ドルが支給された」とし「中国職員を雇用する場合は福利厚生費など付帯費用が増えるが、北朝鮮人材は実力も優秀で誠実な職員が多い」と語った

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北朝鮮エンジニアの話

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