豊中市周辺の在住外国人の支援活動に取り組むNPO法人「国際交流の会とよなか」(TIFA)のメンバーが1日、同市本町の阪急豊中駅前に、活動 拠点となる「グローバルとよなか」を開設した。外国人が講師を務める語学教室を開いたり、開発途上国の製品を販売したりする。葛西芙紗(ふさ)理事長は 「豊中と世界がつながる場所になれば」と話している。
TIFAは1985年11月に発足し、現在の会員は80人。外国人のための日本語教室や子育てサロンを開いているほか、ネパールで職業訓練セン ターを開設したり、2006年5月のジャワ島地震で壊れたインドネシアの小学校の建設を支援したりと国際的なボランティア活動も進めている。
しかし、自前の施設は同市内のマンションにある事務所だけ。活動の幅を広げようと、葛西理事長らが資金を出し合い、駅前の空き店舗(約50平方メートル)を借りた。
英語や中国語などの教室を開講し、TIFAの日本語教室を受講した外国人約10人に講師になってもらうことで生活を支援する。外国文化の講座やゴ スペル教室、子育てサロンなども開設する。教室などは最初は無料で、2回目からは入会金4000円と1回あたり1000~2000円の利用料が必要にな る。
また、ネパールの職業訓練センターやインドネシア、タイで製作された押し花カードや財布などの雑貨、アクセサリーなど約30種類を展示販売し、売り上げを現地住民の支援に活用することも計画している。
1日は子ども向けの英会話教室など3講座が開かれ、計10人が参加した。
英語を教えるルーマニア人のオワナ・イリメスクさん(34)は「来日して4年間、日本語や生け花などを学んできた。今度は私が、英会話や自国の文化などを伝えたい」と意気込む。
問い合わせは、グローバルとよなか(06・6850・0502)。
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