2008-02-14

ギョーザ中毒 故意の混入否定 中国当局『日本の分析は推測』

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 【北京=平岩勇司】中国製ギョーザ中毒事件で、中国の食品問題を管轄する国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長は十三日に記者会見し、製造元 「天洋食品」の待遇に不満な従業員が有機リン系農薬「メタミドホス」などを混入したとの見方を「推測にすぎない」と否定した。中国の警察当局は専従班をつ くり、捜査を進めているが手がかりは無いという。

 魏副局長はまた、中国の訪日調査団が日本生活協同組合連合会(日本生協連)から提供された冷凍ギョーザ計十袋も検査した結果、農薬は検出されな かったと説明。工場では生産から輸出までの過程に問題はなく、「農薬が人為的に混入された可能性は極めて低い」とあらためて強調。工場の包装段階で農薬が 混入された可能性が高いとする日本側の分析に対し「それも推測だ」と述べ「封をされた袋を開封し(農薬を混入して)再度、袋を閉じることは難しくない」 と、工場外での犯行も可能との見解を示した。


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