2008-02-20

パソナ、九州で金融機関向け人材派遣強化

:::引用:::
 パソナは九州で金融機関向けの人材派遣事業を強化する。3月に福岡市の支店内に専門部署を設置、主に東京から人材を集めて九州各地の地銀などに供給す る。規制緩和に伴って地銀などの取扱商品が増加し、金融知識のある人材の需要が高まっていることに対応。金融機関で働いたことがない人材のスキル向上を支 援する事業にも取り組む考えだ。

 3月1日付で同社の支店である「パソナ・福岡」(福岡市)内に「金融センター」を開設する。法人向けの 営業や派遣登録の担当者など3人のスタッフを配置。九州内の他の八つの支店と連携して金融機関向けに人材を派遣する。新センターは東京の本社内にある既存 の「金融センター」と連携、在京の金融機関に勤務経験があり九州で働くことを希望する人材の紹介なども手掛ける。

 パソナは地方の人材を東京の企業に1年以上派遣する「東京ビジネス留学制度」を導入している。九州から東京の金融機関に派遣した人材を地元の金融機関に紹介する仕組みも3月中に整える。

  金融機関で働いたことがない人材の育成にも力を入れる。昨年8月に同社の派遣登録者向けに証券外務員の資格取得を支援する特別プログラムをパソナ・福岡で も導入。今後はキャリア向上のためにファイナンシャルプランナーの資格取得支援プログラムも実施したい考え。一連の取り組みをテコに、同社は金融機関向け の年間の派遣登録者数を、福岡だけでも現在の150人から3年後には1000人に増やすことを目指す。

 地銀だけでなく、日本郵政もグループの窓口会社、郵便局会社で金融商品の取り扱いを増やすため、今後、九州などでも金融知識の豊富な人材の確保に力を入れるとみられる。

●●コメント●●

0 件のコメント: