石川県中小企業団体中央会がまとめた今年度中小企業労働事情実態調査報告書によると 、経営状況が「悪い」と答えた企業が38・1%に対し、「良い」が15・4%となった 。昨年の調査より経営が悪化している状況がうかがえる。七月一日に調査し、二百七十六社から回答を得た。
経営上の障害は「販売不振・受注減少」が最も多く、「原材料・仕入れ品の高騰」「人 材不足(質の不足)」と続く。
従業員の過不足状況をみると、「過剰」は12・8%で「不足」は45・1%。その理 由は「求める人材が来ない」が64・2%で、「人材育成が十分にできない」が30・8 %となっている。従業員不足の対応については「経験者の中途採用」が61・2%で、「 継続雇用者の活用」「新卒者の採用」の順となっている。
技術、技能などの承継状況では、「部分的には承継されているがまだ不十分」が半数を 超えた。承継対策を講じている企業も三分の二を占めた。
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