人材派遣大手のパソナグループのパソナユース(東京都渋谷区)は、就職活動中の大学生ら若者向けに、敬語やマナーなどを学べる携帯電話ゲーム「ビジネス常識力検定」の無料配信サービス(http://mobile.20works.jp/biz-ken/)を26日から開始する。同種の試みは人材サービス業界では初という。携帯電話でネットに接続すると情報料金はかからず、無料でゲームを行える(通話料は別)。就職活動で企業訪問する際に、学生が移動意中や待ち時間などを利用して、手軽に苦手な言葉遣いなどを確認できる。
ゲームは「社内コミュニケーション」「社外コミュニケーション」「電話・メール」「就職・転職シーン」「雑学」の5ジャンルを用意している。全問題にワンポイント解説がつく。
例を挙げると、「弔電(お悔やみ電報)で、使ってはいけない言葉はどれ? (1)ご立派(2)重ね重ね(3)わずかに(4)山々」と出題され、正解は「(2)重ね重ね(不幸が重なることを連想させるような『忌み言葉』だから)」と示される。
一昔前は、就職マナーのテキストを移動中に広げているリクルートスタイルの若者を見かけたが、現代は何事も“ケータイ”の時代のようだ。
大森英夫パソナユース代表取締役CEO(最高経営責任者)は「当初の1カ月で1万件超、年間で10万件のアクセスを目標とする」という。
パソナユースは、新卒や第二新卒といった20代の若者を主なターゲットに職業紹介などの事業を展開していることから、会社に対する若年層の認知度を、高めることを狙いに携帯ゲームサービスを開始する。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿