2007-11-14

旅行会社の上半期取扱額、海外1.1%増、国内2.6%増-法人需要が堅調か

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 主要旅行会社の上期の総取扱額は、前年比2.1%増の3兆5422億4045万6000円、海外旅行は1.1%増の1兆4195億5010万8000 円、国内旅行は2.6%増の2億928億9305万1000円、外国人旅行が18.3%増の297億9729万7000円となった。海外旅行を取扱う61 社のうち、前年を上回ったのは35社で、i.JTBの28.5%増(32億514万7000円)、日立トラベルビューローの27.1%増(105億830 万7000円)、日新航空サービスの18.9%増(263億6498万6000円)など、業務渡航を主力とする中堅どころの伸張が目立つ。

  取扱額順ではJTBグループ14社を除き、エイチ・アイ・エスが1599億5666万5000円(6.3%増)でトップ。以下、JTBワールドバケーショ ンズ(1342億1667万6000円/7.0%増)、阪急交通社(1338億4151万1000円/1.8%増)、近畿日本ツーリスト(914億123 万5000円/5.8%減)、日本旅行(841億6324万8000円/7.7%減)となった。また、取扱額の純増額順(今年度と前年度の取扱額の差)で は、エイチ・アイ・エスが94億9675万3000円増、JTBワールドバケーションズが87億7138万7000円増、日新航空サービスの41億 9560万7000円増、ジェイティービービジネストラベルソリューションズの30億9884万8000円増、ジャルパックの28億4353万4000円 増という順番。純増額ではレジャー市場でのHISとJTBのシェア争い、法人需要を主体とする企業の取扱額の伸びが鮮明になっている。

 なお、募集型企画旅行の海外旅行の取扱額は2.2%増の4354億2840万7000円、取扱人員は0.8%減の240万2479人となった。

 9 月の総取扱額は前年比5.1%増の6205億7439万2000円で、海外旅行は1.8%増の2615億6713万5000円であったが、国内旅行が 7.2%増の3527億6024万4000円と躍進。外国人旅行は44.8%増の62億4701万3000円であった。海外旅行の取扱いが前年を上回った のは39社で、8月の33社よりも増加している。募集型企画旅行でも、取扱額が5.0%増の783億3477万円、取扱人員は4.0%増の45万4255 人で、8月と比べ上向きの数値となった。

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