2007-11-28

介護人材確保を目指し“討ち入り”シンポを開催

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介 護を支える人材の確保を目指して、NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」(樋口恵子理事長)は12月9日14時から、女たち・多くの賛同団体の討ち入 りシンポ「介護人材確保のための大集合!“介護は待ったなし”」を東京都港区の虎ノ門ニッショーホールで開催する。介護の仕事の本質を伝えるとともに、そ れに見合わない低待遇の改善を現場から訴える。また政治の立場からの発言も求めており、舛添要一厚生労働大臣や各政党代表者にも出演を依頼している。

 同会は今年9月、介護を社会の豊かさをはかるもう一つの基準軸として確立するよう、介護従事者の賃金に1人月額3万円を上乗せする「3万円法」(仮称)の制定を柱とする緊急提言を、舛添厚労相や各政党の代表宛てに提出。今回のシンポは、この要望に基づいて開催する。

 シンポは樋口恵子理事長の趣旨説明で始まり、医療福祉ジャーナリストの大熊由紀子さんが「介護とはこういう仕事~老いを支えいのちを守る~」を題に講演する。
 また、沖藤典子副理事長と柚井孝子副理事長を司会に、「介護最前線から訴える」として、ホームヘルパーや施設職員、家族・利用者といった現場からの声も届ける。
 さらに、さわやか福祉財団で理事長を務める堀田力さんと樋口理事長を司会に、「いよいよ政治の出番です」と題するプログラムも予定。舛添厚労相や各党代表者に出演を交渉している。

 終了後には、シンポ出演者らとともに、現在募っている介護人材の待遇改善を訴える署名をたずさえ、厚労省や財務省などに“討ち入り”も行う考え。

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