西之表市で2009年4月の開校を目指し、システムエンジニア(SE)養成校の設立準備が進んでいる。同市出身で、東京に本社を置く情報技術(IT)関連企業の社長らが発起人。学校説明会を開き生徒募集に奔走する一方、将来的には種子島初の専門学校とする意向だ。
学校は「多禰嶋(たねがしま)システム工科学院」。システムエンジニアリングの1学科で、業務SEコース、組み込みSEコースに分かれる。各コース2年間で、1学年の定員は20人。同市西之表の旧法務局跡を同市から借り受け授業を行う予定だ。
代表発起人は、ソフトウエア開発やIT教育などを行う「バリューストリーム」(本社・東京)社長の八板陽太郎さん(65)。4月には同社種子島支店を開設し、住居も同市西之表に移した。「場所を選ばないIT産業の特性を生かし、若者の勉強や雇用の場をつくることで種子島の活性化、島おこしにつなげる狙い。学校で人材を育てて、一部は種子島支店で採用したい」と話す。
当面の運営は、「職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動」などを目的とした特定非営利活動法人(NPO法人)を設立し行う。軌道に乗ったところで県の認可を受け、学校法人化し専門学校に改編する。
08年度は、既卒者を対象にしたIT技術者養成講座の開設も計画している。
●●コメント●●
IT技術者養成
0 件のコメント:
コメントを投稿