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ジェイティービー(JTB)グループは、インバウンド事業の体制の強化、効率化を進めている。JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)を中心に、アジアからのインバウンドに特化したJTBエイティーシー(JTBATC)と一体的に展開。7月にはJTBGMTと、訪日外国人旅行者向けウェブサイトを運営するJAPANiCAN(ジャパニカン)を合併。BtoBのサイトも来年度から稼動予定で、総合的にインバウンド需要を獲得する体制を構築する。
JTBGMT代表取締役社長の深川三郎氏は10月6日に開催した2010年のJTBサンライズツアーの商品発表会の冒頭、「国家の成長戦略としても、インバウンドを成長させなければならない」と指摘。その上で、「JTBはもともとインバウンドから開始した会社。サンライズツアーも45年の歴史がある」と語り、「(日本のインバウンドの)中核となる会社になりたい」と意気込みを語った。
JTBGMTとJTBATCの連携では、海外の旅行会社4000社と取引するJTBGMTと、アジア2000社と取引するJTBATCが「一体的なユニットとして展開」する。また、BtoBサイトはJTBATCのシステム「JAPAN HOTEL NETWORK」の後継としての位置づけで、ホテル以外の商品や地域の案内も盛り込むほか、「レートや在庫も即応性を持たせる」方針。宿泊施設からも販売状況を確認できるようにする。サンライズツアーの取扱額のうち、海外旅行会社の販売分が占める割合は、現状ではJTBGMTの4000社が4割、 JTBATCが1割。それ以外は日本の旅行会社による販売、直販などが占めており、BtoBサイトでは特に海外旅行会社の販売分の造花を見込んでいる。
なお、ジャパニカンは現在年間の取扱額が約10億円のところを、「倍々ゲームで増加し、まずは40億円に拡大したい」考え。また、期間限定商品やSIT商品をウェブで販売し需要動向を分析してからパンフレットに掲載するなど、効果的な展開をはかる。このほか、サンライズツアーのデジタルパンフレットは BtoB、BtoCのどちらにも対応できるようにした。
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2009-10-09
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