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【コペンハーゲン=五輪招致取材班】国際オリンピック委員会(IOC)は2日、当地で開いた総会で、2016年夏季五輪開催都市に、南米では初めてとなるリオデジャネイロを選んだ。東京の落選で、名古屋、大阪に続き夏季五輪招致で日本は3連敗となった。
2016年夏季五輪の開催地はリオデジャネイロに決まった。国内関係者は口々に、国内都市の五輪招致への再挑戦、スポーツ分野で国際的な影響力を発揮できるような人材の育成の必要性などを訴えた。
東京都庁では3日未明、競技団体関係者ら約700人が集まって、投票結果を見守った。
日本オリンピック委員会(JOC)の市原則之専務理事は、東京落選を「夢は1回では簡単に実現しない」と受け止め、リオデジャネイロの当選に「何となくそんな感じはしていた」と打ち明けた。IOC委員に会いに行くと「日本は(夏冬合わせ)もう3回も五輪を開いている。南米はまだやっていないから」と何度も言われたという。
そして「(国内都市が)20年大会招致を目指すとすれば、今回はリオでよかった。もし他の都市だったら、20年にまたリオはチャレンジしてくる。そうすれば強敵になっていた」と指摘した。
今後の課題として「国際力を鍛えていかないといけない。日ごろからIOC委員と接触し、ウインクすればわかり合えるような関係にならないと。IOCや国際競技連盟に人材を送り込まなくてはいけない」と強調した。
日本体育協会の岡崎助一専務理事も「これにくじけず引き続き招致活動をしたい」と話し、日本水泳連盟の青木剛副会長は「結果だから仕方がない。20年も手を挙げてほしい」と要望。日本卓球協会の星野一朗強化本部長は、「選手の意欲が違ってくるので、東京で開催してほしかった」と残念がりつつ、「五輪はいずれにしろ開かれる。若手の強化が進んでいるので、16年は飛躍の大会になると思う」と強気に語った。
日本ラグビー協会の真下昇専務理事は「五輪は都市が開くと言っても、(招致争いは)国と国の勝負。スポーツ行政全般でもっと国が支援してほしい」と注文をつけた。
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