2009-07-24

香港株前引け、反発 年初来高値上回る、中国本土系銘柄に買い

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【NQN香港=穂坂隆弘】23日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発した。前引けは前日比448.80ポイント(2.33%)高の1万 9696.97となり、20日に付けた年初来高値(1万9502)を上回った。中国・上海株式相場が景気や業績の回復期待で続伸しており、香港市場では中国本土系銘柄を中心に幅広く買いが入った。

 親会社の2009年6月中間決算での大幅増益が明らかになった中国人寿保険や6月中間決算の好業績が期待される中国石油化工のほか、中国建設銀行、中国アルミ、中国石油天然気、中国神華能源など中国系銘柄が堅調だった。中国紙の21世紀経済報道が 23日付の電子版で「国家発展改革委員会が民間投資の促進策を検討している」と報じたことも、相場下支え要因になったとみられる。

 海外投資家のリスク許容度の回復期待も強く、英系金融大手のHSBCや長江実業、新鴻基地産といった香港の不動産株が上昇。中国銀行(香港)は昨年破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの金融商品を巡る賠償問題が決着したことで、悪材料出尽くし感から買いが優勢になった。香港市場の売買代金の回復傾向を受けて香港取引所も高い。

 ハンセン指数を構成する42銘柄のうち上昇は39銘柄。下落は招商局国際、COSCOパシフィック、華潤電力の3銘柄にとどまった。香港のメーンボード(東証1部に相当)の売買代金は概算で386億香港ドルだった。

 中国関連株ではH株指数(香港上場の中国本土企業株)が2.58%高、レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は1.01%高でいずれも反発した。
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