2009-06-20

厳しい就活 説明会に学生700人

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来春、大学や短大、専門学校を卒業予定の学生向けの就職活動説明会が仙台市青葉区のアエルで開かれ、昨年の同時期に開いた説明会の参加者を約8割も上回る、718人の学生が詰めかけた。採用企業が減る中で、まだ就職先が決まらない学生には焦りの色も浮かんでいた。

 主催のリクルートによると、今年2~3月に調査した全国の民間企業の新卒求人総数は不況のあおりを受け、昨年同期比23・5%減の72・5万人、新卒の採用求人倍率は1・62倍と同0・52ポイントも大幅に低下した。

 15日の説明会では、「是が非でも内定を取りたい」という学生たちが、東北6県に本社や拠点を置く、製造業やサービス業など様々な業種の企業28社のブースを精力的に訪問していた。

 山形県出身で、埼玉県内の私立大学4年生、山科裕也さん(22)は「友人は内定をもらったのに、自分はまだ。4日前にも履歴書を企業に出したが、いまだ連絡がない。焦りを感じる」と、就職活動の厳しさを語った。

 一方で、採用企業側からは「内定がほしい気持ちはわかるが、どんな仕事をしたいのか明確にしてほしい」などの注文も出ていた。リクルートの日暮健一さん(40)は「焦らずにじっくりと企業を研究し、知名度の高さなどにこだわらず、志望する業種を広げ、自分に合った企業を探してほしい」と話している。
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