2009-06-25

ノートテイクサポート:関学大留学生2人が、授業内容を文字に

:::引用:::
聴力障害のある学生に、授業で話されている内容を文字にして伝える「ノートテイクサポート」に関西学院大学(西宮市)のアメリカ人留学生、レブス・エリックさん(20)とギルモア・トレバーさん(22)が取り組んでいる。協力メンバーは現在70人ほどいるが、留学生は初めてという。

 2人がサポートするのは、同大人間福祉学部1年の重田竜佳さん(21)。外国人教授による英語の授業で、教授が英語で話すことを2人はそのままパソコンに入力。それが重田さんの机の上にあるモニター画面に英語で表示される。また、別の日本人学生サポーターが授業中の細かい指示を手書きで伝えてくれ、重田さんは授業がどのように進行しているかが分かる。

 高校時代はひたすら教科書を読んで勉強していたという重田さんは「先生が説明していることを冗談も含めて全部伝えてくれるので、他の学生と同じように授業が理解できるし、楽しい」と喜んでいる。

 エリックさんとトレバーさんは、7月で1年間の留学期間を終えて帰国する予定。トレバーさんは「私が在籍する大学にも障害のある学生は多い。帰国後も何らかの形で彼らの助けになりたい」と話している。
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