2009-06-20

助成金活用、外国人技能実習生向け日本語教室 製造7社

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中信地方の製造業7社が、不況下でも外国人技能実習生の雇用を維持しようと、国の中小企業緊急雇用安定助成金を活用して実習生向けの日本語教室を開いている。不況を理由に実習期間中に技能実習生を解雇、帰国させる企業も多いことから、外国人支援団体は「助成金を雇用維持につなげる好例」と評価している。

 日本語教室は、主に自動車エンジン部品を製造しているヤマトインテック(塩尻市)の呼びかけで5月から週1回開いている。「技能実習生は技術を学びに来ている。実習期間中は雇用を全うしたい」と同社。ただ、昨秋からの大幅な受注減で「日本人従業員の雇用確保も難しい」状態のため、助成金の利用を思い立ったという。

 会場は、参加企業に技能実習生を送り出している松本市内の機関が提供している。日本語の指導は、外国人支援団体「Azuminoハートネットワーク」(安曇野市)が無償で担っている。

 19日の授業にはインドネシア人とタイ人の計13人が参加。今年11月に実習期間を終えるインドネシア人のアジ・プラセティヨ・アミンさん(28)は「不況でも仕事や勉強が続けられてうれしい。帰国したら日本語教師になりたい」と笑顔で話した。

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