2009-06-24

<上海万博>経済効果は16.8兆~21兆円!―中国

:::引用:::
2009年6月22日、上海財経大学世博(万博)経済研究院の孫元欣(スン・ユエンシン)副院長はこのほど、2010年5月に開幕する上海万博のもたらす経済効果が1兆2000億~1兆5000億元(約16兆8000億~約21兆円)に上り、このうち少なくとも30%は会期終了後に効果が表れるとの見通しを明らかにした。東方早報が伝えた。

孫副院長は「上海万博への投資は主に3つの部分から構成されている」と語る。万博会場の施設建設および運営に約356億元(約4984億円)、万博出展者および万博入場者関連の投資額が550億~740億元(約7700億~約1兆360億円)、万博のためのインフラ整備や環境対策などに2000億元(約2兆8000億円)余りで、「これら3つの合計で2900億~3100億元(約4兆600~約4兆3400億円)の投資が行われる」と推計。さらに「これらの投資によって万博前までに総延長420kmの軌道交通ネットワークが完成し、周辺住民の外出手段や住居候補地の選択に大きな影響を与える」とみている。また、高速道路ネットワークが整備され、長江デルタに点在する主要各都市を基本的に3時間以内で結ぶ経済圏が実現し、「各都市相互の発展に大きな効果をもたらす」との見方も示した。

国金証券のアナリストは、万博による経済効果について、「開催前は建設・建築業界に、会期中は商業、飲食、サービス業界にそれぞれ大きな利益をもたらすだろう」と予測する。また、上海易居房地産研究院の責任者は、上海の不動産市場にとっては「万博終了後のメリットの方が大きい」と、交通網整備などによる効果に大きな期待を示している。(翻訳・編集/HA)

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